さくら建築では、現場第一主義を貫きたいという気持ちから、リフォームの現場は同時進行で3つまで、と決めています。注文を受けるだけならいくらでもできるのですが、ちゃんと自分の目の行き届く、毎日足を運んで、現場監理ができる状態でないと、それは、さくら建築じゃないとも思っています。
そういうことで、すぐにはリフォーム工事に入れないから、待っていただいているお客様もあります。
でもそれは、ちゃんと現場監理できないペースになるようなら、さくら建築の責任が果たせないと思っているからです。
現場で世間話をしながら、ただ回るだけなら、そりゃ何軒だろうができます。10軒でも。
そうではなくて、現場を任せている棟梁さんや職人さんたちと一緒になって手を動かし、実際にできるからこその検討をかさね、日々、改善を積み重ねています。
それは、すこしでもいいものをつくりたいから。
一度決めたことをなんの工夫もなしに同じことの繰り返しでやるのはカンタンです。
そうではなく、頭で考え、手で考え、常に挑戦し続ける。
そんなことを思いながら、お仕事させていただいています。
今日も、工事の進行としては、三次市糸井町で古民家リノベーションで珪藻土を塗ったり、三次市三良坂町でリフォームで天井を貼ったり、三次市和知町で古民家リノベーションの仕上げ工事となってましたが、私も仕上げ工事に参加。玄関収納にパイプハンガーを付けたり、勝手口の外にセンサーライトを付けたりしてました。
しかしこのパイプハンガーが大変でして、両壁は斜めに立っているんです。そりゃ私が設計した古民家リノベーションなので、自分でやるしかないんですが、まぁ大変でした。
靴箱をメインとする玄関収納ではあるんですが、外で着たコートや外套を掛けておくコートハンガーとして使うパイプハンガーも設置して欲しいというご要望だったので、うまいこと取り付けてみました。大切な収納計画です。
大人でも、こどもでも、懸垂はできませんが(笑)寒い外から帰ってきたら、これまで置き場に困っていたジャンパーやコートを掛ける場所ができました。
収納の問題は、住んでいたらいつも発生する問題です。
息をするように、収納計画の問題が発生することもあります。
解決策としては、収納する場所をつくることも大事ですが、ものを減らすということも両輪となります。
とはいえ、それはまた今度のお話しに。