大きく堂々としたたたずまいの古民家は、住み継ぐ人たちの誇りでもあります。
古民家を崩して新築に建て替えるのはカンタンです。一方で、先祖代々守り住み継いできた古民家をリノベーションして、病気やケガのない家として、これからも代々住み続けることも大切だと思っています。
しかしながら、段差がある、断熱や住宅性能が低いせいで不慮の事故が急増しています。過去最悪の「交通戦争」とまで呼ばれた昭和45年の交通事故死者数が16,765人であったことからも、それに匹敵する平成23年の家庭内事故死者数の多さは異常です。それから着実に交通事故は減り、速報では平成29年はさらに1割減っているのに対して、家庭内は続伸しているのです。
この状況をなんとかしたい、と原因を探っているうちに、住宅設計と施工の工夫で解決できることばかりだと気付いてしまいました。では、どうすれば実現できるか、と試行錯誤しながら、現場での施工、住宅設計、医学的臨床データ、実務的経験を融合することが必要不可欠だという結論にたどりつきました。それぞれの技能がどれほど高くても、目指している目標がバラバラではチグハグなものしか作ることはできません。その道のプロフェッショナルたちが手をつないでいくために、さくら建築は『家庭内事故を社会からなくしたい』という共通したビジョンを掲げ、施工の職人、設計士、医師、ケアマネ、メーカーの猛者たちが集結しています。
古くなったり壊れたところを元に直す「営繕」ではなく、住宅設備設備をキレイにする「リフォーム」でもなく、新しい価値観と住宅性能に更新して『住む人の命と生活を守る家』へとリノベーションすることが私たちの使命でありミッションです。
これまでの施工実績と実地研究から、備北地域特有の古民家リノベーションに必要な技能と技術を蓄積してきたので、本当の意味で『住む人の命と生活を守る家』へと生まれ変わることができます。
柱が腐っていても、大丈夫。 壁が落ちかけてても、大丈夫。 湿気が多くても、大丈夫。 床が抜けそうでも、大丈夫。 雨漏りしてても、大丈夫。 全体的に傾いてても、大丈夫。 この地域ならではの課題と解決策、そしてこうありたいという要望にお応えする用意をしています。 もちろん、新築にも負けないだけの使いやすさとデザインを設計することも必須であると、さくら建築は考えています。
耐震性能、断熱性能、バリアフリー設計、で家庭内事故をなくすための「命を守る家」
生活動線、家事動線、収納、デザイン、パッシブ、調湿機能、温熱管理、資金計画、で日常生活を心地よくすごすための「生活を守る家」
そのどちらも両立させるための『住む人の命と生活を守る家』を設計・施工・監理する、それが、さくら建築、です。