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建築知識ビルダーズにちょこっと掲載されました

公開日:2022.02.27 /更新日:2022/03/10

松尾設計室の松尾和也の弟子が全国にあることを知らしめた一冊

三次で注文住宅を建てるなら、さくら建築の評判を聞いてみてからが良いですねこんにちは! 藤川正宗です。

本日発売の建築知識ビルダーズという業界雑誌があるんですが、そこにちょこっとだけ掲載されたのでお知らせです。

設計の師匠である松尾設計室の松尾和也先生が一冊丸ごと特集されるという、前代未聞の特別号で、それだけ師匠が業界で注目されているということでもあるんですが、その設計手法がいまの業界のニーズをすべて網羅しているということが、これだけとりあげられてる証でもありますね。

松尾設計室の松尾和也先生のことをご存知ない方の方が多いとは思いますので、あらためて、我が師のことを紹介したいと思います。

兵庫県明石市にある設計事務所を運営されていて、設計活動のかたわら、住宅専門紙への連載や「断熱」「省エネ」に関する講演も数多く行なっていて、受講した設計事務所、工務店は延べ6000社を超えています。2009年には森みわさんと一緒にパッシブハウスジャパンを立ち上げ、理事としてドイツの最先端省エネ建築の考え方を、日本の気候条件に合わせた形で普及させる活動を行なってきました。近年では、住宅の耐久性を業界全体で向上させていくために、屋根換気壁通気研究会や住宅外皮マイスター資格制度を立ち上げるなど、活動の幅を広げています。2020年4月にYouTubeも始めたので、一般の方にも知られるようになってきたのは、この頃です。コロナ禍においても講演回数も年間に50回以上はこなし、その前は毎年100回程度の講演を行い、年間に数千人以上の工務店、住宅建築関係者に指導してきた、業界のパイオニア的存在ではあります。

そんな師匠に直接、設計の指導をしてもらった経験というのは何物にも代えがたく、いまの自分がこうしてまともな設計ができるのも、師匠のお陰だな、と思っています。いまでも分からんことは質問したり、図面を見てもらったり、師匠の完成見学会にも参加させてもらい、どんどん先に進む背中から学んでおります。

この建築知識ビルダーズ48号の内容ですが、
・パッシブ設計
室温の設定を個人的な主観ではなく健康から21度以上と導き、カビダニを発生させないために湿度を60%以下に保つ、夏の日射遮蔽と冬の日射取得を有効にするために陽当たりと日陰の年間の動きを見極めた敷地配置とゾーニング、東西南北の各面特性をバランスよく設計するポイント満載

・断熱設計
断熱性能をコスパから導き出し、30年以上なら6地域ではHEAT20のG2とG3の中間、G2.5が最適とする説明。これを実現するためのUA値と冷暖房負荷計算、断熱方法の解説

・耐震設計
大地震に備えて耐震等級3とすること、地震保険料との比較、屋根形状と階段から耐震設計する手法、施工留意点、シミュレーションでの確認などを解説

・長持ち設計
雨漏りと内部結露を排除するための具体的手法、結露計算、屋根換気、壁通気の解説

・間取りの設計
今だけでなく、老後まで見越した間取りを設計する計画とコスパの比較、時短動線と省空間の設計手法、ゾーニング、小屋裏収納などの解説

・設備設計
これまでの設計経験から導き出された結論めいた時短設備、水まわり設備、空調設備の選び方とおさえるべき7つのポイント、換気設備や太陽光発電の費用対効果を解説

・実例解説
実例から見るパッシブ、断熱、間取り、長持ち、設備の設計手法を細かく解説。特に小屋裏エアコンと床下エアコンがどう設置されているかが写真と図面で示されているので、これだけでも実務者には有益な情報源になりますね。

・リノベ設計
新築だけでなく、断熱、耐震、劣化対策、設備改修で、ほぼ無断熱のカビだらけの家をリノベーションした事例の紹介。限られた予算内で最大限の住宅性能を向上させ、プランで快適だけでなく暮らしやすさまで改善させる具体的手法の数々を解説。

・チェックリスト運用
設計から施工まで、限りない数の工程を積み重ねて住宅はつくられていくことから、ミスを防ぐためにチェックリストを運用する仕組みを紹介。設計だけでも、ヒアリング時、プランニング時、プラン入力時、引き継ぎ、内観パース作成時、確認打ち合わせ時、構造計算、積算、確認申請、プレカット図面、現場説明、と多岐にわたる。

となっています。

あと、最後のおまけに、いわゆる松尾設計室の松尾先生が指導した全国各地の工務店「弟子リスト」というのがついてるので、遠方の方はこれを参考に行ってみるのも良いかもしれないですね。

設計や工務店の実務者向けの雑誌なんですが、これから家づくりをしようというお客様の立場でも、こんなことができるのか、という日本の最先端を知ることができる一冊になっていますので、おもしろいかなぁと思います。

もしも読まれて、わからないことがあれば藤川にも聞いてみてください。掲載されていること以上のことを師匠から伝授されて、これまでの物件でも実践しているので、事例と一緒にお答えできますので。

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