こんにちは! 藤川正宗です。
先日のサウナ大好き宣言のとおり、これからはサウナ大好きを隠さないようにします。
ところで、三次で空き家をリノベして住みたいから探しといて、と依頼されることもあるので、日課になってる不動産情報を見てましたら、手ごろな物件をみつけましたので、もちろんちゃんと現地調査しないとわからないことだらけではあるんですが、ちょっとリノベプランをつくってみました。
間取りがそのままだとそれも良くないので、ちょっと変えてます。でもこういう間取りって結構ありますね。左が現状で、右がリノベプラン。
現状では水まわりのキッチン、トイレ、洗面が現代風の使い方、面積ではないので、それなりに整えて、みなさま、お待たせしました、サウナ室も設置しております。
サウナ室近辺を拡大させていただきました。浴室は普通のシステムバスを設置して、入り口の向きは既存とは異なるようにしています。
まずは浴室でシャワーなりを浴びて、体を清潔にしておきます。脱衣室を経由して、いざ、サウナ室へ。
10分とか、15分とか、20分とか、時間は好みとストーブの温度にもよりますが、脈拍も上がりだし、体が温まってきたら、浴室へ戻り、汗を流したり、水風呂に入ったりします。
きゅんと汗腺が締まりましたら、体を拭いて、てくてく歩いて窓からウッドデッキに出て、外気浴です。
目隠しフェンスを立てますので、外でも完全にプライベート空間。人目を気にせず、外気浴を楽しむことができます。
谷尻パイセンも言ってましたが、外気浴は横になって、頭の重さを預けるのが「ととのう」秘訣。ぼくもやってて、それは確かに、と思います。
ウッドデッキで落ち着いてきたら、またサウナ室へ直行です。このサイクルを何セットでもお好みで回してやってください。
ぼくのおすすめとしては、3セットは回していただきたいです。時間はかかるんですが、週に一度はご家族や友人と語らいながら、サウナで親交を深めて楽しむ、ということをされて欲しいです。
あと、特に三次のような寒い地域では、体の体温が芯から冷めてしまって体調を崩されることも多いです。お時間がない時は、1セットでもいいので、体を暖めるためのサウナというのもおすすめします。
で、このプランのポイントとしては、やはり、プライバシーの確保された、外気浴ができるウッドデッキです。
サウナ室を設置したとしても、水風呂で終わってしまうのではなく、肝心の外気浴ができる空間を設計してるか、してないかで、片手落ちになってしまいます。
外気浴、めっちゃ大事です。
だからこそ、外気浴がしやすいように、なんの抵抗もなく外に行けるように、動線も含めて設計するのが大切だと思っています。
ちなみに、たとえば雨の日とか外に出たくない、という場合でも、ランドリースペースに無重力チェアを置いて外を眺めながら横になれば、それも外気浴です。雨音を聞きながらの外気浴も、ステキなものです。
そして、なるべくなら毎日のようにサウナしてもらいたいのですが、そうはいっても、週に一度か二度というのが現実的なところかもしれません。そしたら他の日は空間の無駄になるというのが、サウナ設置になかなか踏み切れない理由だと思います。それがこのプランであれば、室内干しのランドリースペース、晴れの日は外でも干せるプライバシーの確保されたウッドデッキ、というように、日常の暮らしでもあったらいいな、欲しかった、が詰め込まれています。
これならご家族の同意も得られやすいんじゃないでしょうか? サウナを設置してしまえば、あとはご家族みなさんで楽しく使っていただきながら、団欒して欲しいな、と思います。
もちろん、古民家リノベーションといえども、断熱補強は欠かせません。見た感じ、ほぼ断熱はしてないような雰囲気なので、表面だけをきれいにしても、広くて寒くてつらいだけの家になってしまいます。。。
三次とか、この備北地区で暮らされるのであれば、断熱・気密は必須です。どれくらいするかについては、ご予算と暮らし方と、希望の冷暖房費によります。
ということで、今回は古民家リノベでサウナを入れるプランを解説してみました。いかがでしたでしょうか? お役に立ちましたでしょうか?
それでは、みなさんの家づくりが良いことになりますことをお祈りしております。こんだけ長文のコラムを書くっていうのも、そういう気持ちがあるからなので、ウチに依頼しなくてもいので、できるだけちゃんとした性能の家を建ててもらえるようにされてください。
それでは、そいぎんた! ばいなら〜