こんにちは! 藤川正宗です。
毎月、これだけは更新しなくちゃ、と思っていた金利情報ブログですが、あまりにも時間がなくて先月は抜けてしまいました。なにやってるんだかとか、もっとできるはずなのになぁとか思いながら、今月もがんばっていきます!
それにしても、すっかり朝晩は寒くなってきましたね。暖房機なしには動けないくらいになってきて(笑)、空調服なしじゃ作業もできなかったあの夏がたった数カ月前かと思うと、ほんと不思議な気分です。
この秋はリフォーム仕事をどんどん取り組み、冬にはまた新築が始まる予定をしています。今度の現場は府中町、広島市の隣で、ソレイユがあるところですね。リフォームは基本的にフルリノベになるので、断熱改修も同時にやらせてもらいますから、寒い寒い三次で安心して暮らすには欠かせないですね。
さて、フラット35の金利情報です。前月から比較すると、+0.08%の金利になっています。
詳しくは、以下のリンクからダウンロードして参考にしてください。
一時期は2023年3月に1.96%まで上がり、すこしずつ下がってきて1.72%になりましたが、また徐々に上がってきてますので、やはり金利は上昇向きなんですね。ただ、変動金利に比べると、あいかわらず高めの金利です。これだけ違ってくると、固定金利で35年払い続けていくパターンと、変動金利で始めていくらかの金利上昇が予測して35年払うパターンの比較が必須になってきます。ここのところ、お客様への住宅ローン説明では、必ずこういった比較説明をしています。
というのも、金利が0.1%変わると、例えば3000万円お借り入れの35年ローンだと、総支払額で60万円以上の差が出てきます。月々の返済額では分かりにくいかもしれませんが、35年積み重ねるとそれくらい大きな金額になります。予算調整でオプションを増やしたり削ったりの60万円になりえます。そもそも、たとえば3000万円のローンを組んだとしても、返済する総額は4064万円です。けっこう多いですよね。
こうして毎月、この一覧表をつくっていると、金利からひとつずつ計算していってるので、こういう数字にはシビアになってきます。細かくてすみません。
そういうこともあってなおのこと、最近は、安い変動金利にした場合、どのくらい金利が上昇したら固定金利よりも高くなるだろうか、という損益分岐点を出すようなシミュレーションの計算も重視しています。こういう計算をしてからの判断をしたいですね。
この「住宅ローン金利・年収・返済額一覧表」は、フラット35の標準金利が右上に書かれ、借入金額とそれに必要な年収、毎月の返済金額、35年の総支払額を計算しています。
年収から借りられる金額を調べるのにも、借りたい金額から必要な年収を見るにも、月の返済額から計算するのにも使えます。
これです ☞ 「今月の住宅ローン金利・年収・返済額一覧表」
省エネ住宅に優遇のあるフラット35Sの金利はもうちょっとお安いですし、年数、Aコース、Bコース、団体信用保険の有無で変わってきますし、実際に住宅ローンを組む際には50年くらいの長期のライフプランを検討しないといけないので、お気軽にご相談ください。
※ この「金利一覧表」は、私さくら建築が見様見真似でつくりましたので、計算間違いとかあったらごめんなさい。
あと、これは大事なことなんですが、住宅ローンの審査基準はあるんですが、それも窓口の対応で左右されるという事実を知らない方も多くて、変な失敗をされる方も多くいらっしゃいます。経営者だと、会社が絶対に3年連続黒字じゃないと審査に通らないという誤解も広まっていますが、正しい審査の通し方というのがありますので、そういったこともお気軽にご相談ください。
たとえば、のお話なんですが、銀行での住宅ローンが否決になったとしてもその原因をみつけることが大切です。普通に銀行さんに聞いても「総合的な判断で見送らせてもらいましたが、詳しくはわからないので…」としか答えてくれません。審査する部署と窓口担当さんはきれいに分かれてるので、結果しかわからないようになってるんですね。だからこそ、審査できるデータを見ていく必要があります。最近でも、外国籍のシングルマザー、年収350万円で30年2000万円3.65%の住宅ローンをひとまず組み、その後メガバンクで0.375%に借り換え、という事例もありますし、家計として返済ができることが大前提ですが、赤字決算の法人代表をされていても1億円越えの住宅ローンも承認された、という事例もあります。ほんとは奥の深い、いろいろやりようはあるのが、住宅ローンなんですね。
フラット35については公式サイトをご覧になってください☞ フラット35