こんにちは! 藤川正宗です。
テラスハウス、軽井沢篇が終わってしまいましたね。
これまでにないほど波乱に満ちたテラハでしたね。
一体なにがどうしてあんなことになるのかよくわかりませんが、毎週、ハラハラドキドキ(笑)
家づくり考えていく時は、どうしても間取り図を描きながら考えていきますが、それだと完成した時に、、、
「あれ?なんか思ったよりも、せ、せまい??」
なんてことになります。
それは、平面の間取り図だけでなく、空間での設計検討がされていないから。
昔ふうの、とても広い日本家屋とかならそれでも良かったのですが、最近のコンパクトで光熱費も抑えるように考えられた建物だと、どうしても床面積は限られてしまいます。
なので、空間での設計検討がしっかりされずに、間取り図だけで考えてしまうと、実物として完成した時に、狭苦しく感じてしまうのです。
とはいえ、面積が広くなるわけでもないので、空間設計、といえども限度があります。
そこで、すこしでも広く感じるように、空間をいじくる工夫があります。
これは、日本の伝統建築、数寄屋建築で、昔は使われていた手法です。
昔の人は、空間を自由自在に操るようにつくって、部屋に入った人がどう感じるかを誘導することができたんですね。
茶人で有名な、千利休は、国宝にもなった待庵は畳2枚分しかありませんが、実際に坐ってみると、そんなに狭く感じません。
古田織部も、燕庵という、さらに広く感じる茶室を作っています。
これは、天井の高さ、窓の位置、障子の高さ、色のつけかた、光りの取り入れ方、などなど、とても研ぎ澄まされた工夫がふんだんに盛り込まれているのです。
だからといって、茶室に住むわけにもいかないので(笑)、この工夫を分析して、今の建築に活かす設計をしています。
そのひとつとして、さくら建築でも標準仕様にしている、天井から床までの室内ドア、フルハイトドアです。神谷コーポレーションというドア専業メーカーなんですが、そちらが国内ドアメーカーとして初出展するイタリア・ミラノで開催される「MADE EXPO 2019」をちょっとご紹介しておきます。
MADE EXPOというのは、イタリアのミラノで2年に1回、開催される、ドイツのBAU(バウ)や、フランスのBATIMAT(バチマット)と並べられる、ヨーロッパ最大級の建材見本市。2019年で9回目を迎え、1000社を超える出展社数と世界中から10万人を超える来場者が集まる、一大イベントです。
平成31年3月13日(水)~16日(土)の4日間、楽しいらしいですから、お時間ある方は遊びに行かれたらいいかもしれませんね。
詳しくは本家のサイトを ↓
MADE EXPO 2019 WEB SITE