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国交省「すまい給付金シミュレーション」の落とし穴に要注意

公開日:2019.11.12 /更新日:2020/12/10

こんにちは! 藤川正宗です。

住宅関連の補助金として、「すまい給付金」という素晴らしい国の制度がありまして、お客様へはいつも説明させていただいてるので、こちらでも簡単に解説させていただきます。慣れないパソコンで入力していますと、「住まい給付金」と誤変換されてしまいますが、ただしくは「すまい給付金」であります。訂正できてないところをみつけても、いじめないでください(笑)

すまい給付金とは?

消費税率が10%に引上げることで、住宅を取得しようとする人の負担をある程度緩和するために、国は「すまい給付金」という制度を創設しました。

「すまい給付金」というのは、

消費税率が8%の時は、収入額の目安として「510万円」以下の人を対象に、最大で30万円を給付、

消費税率が10%の時は、収入額の目安として「775万円」以下の人を対象に最大なんと50万円を給付するものです。

これが「すまい給付金」です。

詳しくは、下の国交省のサイトをご覧ください。

 ☞ 国交省の「すまい給付金」サイト

「すまい給付金シミュレーション」に落とし穴

ただ、ここで注意していただきたい点があります。

「もらえる給付金はいくらかな??」という人のために、サイトの中に、カンタンに計算してくれる「すまい給付金シミュレーション」があるのですが、これがあまりにもカンタンにプログラムされていて、現実とは、かけ離れた数字になっています。

ちょっと、「カンタンの方向性」が国民の皆さんと思ってるのとちょっと違ったようです(笑)

その誤差としては5%くらい。うーん、消費税率が2%もあがるだけで大騒ぎしてるのに、さらに5%も誤差があっては、かなり違ってきます。

それも、年収の5%ですから、金額たるや、、、、けっこうな違いになってきます。

以下すこし解説いたします。

社会保険料の控除額が少なすぎる!?

所得税や住民税を計算して出すための「課税対象額」は、

収入 ー 給与所得控除額 ー 所得控除額 = ??

という式を使います。

さて、この「所得控除額」には

・基礎控除
・扶養控除
・社会保険料控除
(厚生、健康保険、介護、雇用)、各保険
・生命保険控除
・医療費控除
・地震保険料控除

がありまして、

この計算を「10%」として計算されているのです!?!?

なんででしょう?

令和元年の時代では、この「所得控除額」を概算で出そうとすると、その一部分でしかない社会保険料控除だけでも「15%」前後で計算しています。

つまり、この国交省のシミュレーションでは、控除金額が少なく計算され、課税対象額が多く計算され、すまい給付金が少なく計算されているのです。

(そりゃ、まぁ、大げさに多めに「こんなにたくさん給付されるんですよ!!と」誇大広告されるんじゃないから、悪意は感じないんですが、でも、実際の計算とかなり違いがあるというのは、よろしくないですよ)

お子さんの年齢が考慮されていない!?

さらに、お子さんの年齢で扶養控除額は変化していくのですが、それが考慮されていません。

住宅ローン控除というのが10年間、しかもそれが今回、13年にまで延長されているんですから、そのあいだでお子さんはすくすくと成長し、順調に歳を重ねます。

扶養控除額というのは、お子さんの年齢で

・16歳未満  →  扶養控除なし(税金が多い)
・16歳〜19歳 →  一般扶養控除(税金が少ない)
・19歳〜23歳 →  特定扶養控除(税金が少ない)

と変化していくものです。

住宅ローン減税」というのは払った税金が還付される(かえってくる)制度です。つまり、払った金額以上の税金は、かえってきません。

なので、お子さんが10年間で何歳から何歳に成長していったのか、ということが考慮されていないと、「住宅ローン控除額」も大きな誤差ができるようになります。

すまい給付金は個別に具体的にシミュレーションしましょう

国交省の「すまい給付金シミュレーション」については、本当に、ざっくりと、どれくらいなんだろうか?というイメージをつかむためだけの目安にされてください。

もちろん、シミュレーションなので、概算にはなります。

しかし、1万円、2万円の誤差ならまだしも、10年間という長い期間でみると数百万円にもなるシミュレーションをすることになります。ですから、も少し現実的な数値を考慮していきたいのです。

お金についてはそんなに頓着しない方であればいいのですが、私は、お金についてシビアに考え、お金を大切にしている方を応援したいと思っています。

工務店やハウスメーカーでは、住宅購入の資金計画をたててライフプランを計画するときには、こうしたシミュレーションがされていきます。国交省のサイトは、ほんとに参考程度にしておいて、実際のシミュレーションでは、あなた様の個別の事情を加味した、具体的な数値で計算するようにしていきましょう。

そこでは、すまい給付金や住宅ローン減税だけでなく、

住宅ローン返済額、
収入の推移、
お家のメンテナンス費用、
お子さんの教育費の推移、

などなど、いろんなことがわかってきますので、ライフプランはぜひとも計画していただきたいと、切に願っております。

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