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ダイキンさんからエコキュートのお話を聞いてきました

公開日:2024.09.10

三次で注文住宅を建てるなら、さくら建築の評判を聞いてみてからが良いですねこんにちは! 藤川正宗です。

広島県工務店協会の委員会定例会に出席。

JBN、全国工務店協会の地域組織、ということで、つながりがあるのは大事。自分とこ用に住宅を建てて、民泊として収益化するために、運営を依託するのと、自分とこでやってしまうのと、どうしてる、みたいなこととか、各社のインターン受け入れの状況とか、かんなくずを使った作品事例、施工の失敗事例など、参加するだけでもけっこういろんな情報が集まってきておもしろいです。

今回、一番面白かったのは、飛行機からビラを撒く広報について。見たことがあるとか、ないとか、今は禁止されてるとか、役に立つのか立たないのかよくわかりませんが、おもしろかったです。

動向をおさえとく上で、大手、中堅の受注、来場数の推移、全国、県、市の住宅着工数、建売、注文の比較、資料請求、分譲地の状況、土地・建物の価格推移などの報告が聞きながら、その背景や意味するところ、経緯なんかも教えてもらえるので、これからの行き先を考えるのにとても参考になるんですよね。

こういう工務店協会みたいな団体って、セミナーだけ聞きに来て、それで満足しちゃってる方もありますが、いやいや、横のつながりというか、他の工務店さんの動向が伝わってくるのは良いですよ。どうしても井の中の蛙というか、タコ壺になってしまうので、外を見るようにするというは大切だと思います。


そして今回、ダイキンさんも来てくれて、エコキュートがリニューアルされた説明もしていただき、他社との得手・不得手の比較、工夫した点など、けっこう知らないことも多くて、そうだったのか〜ってことばっかりです。

カタログにも載ってることなんで、詳解してみましょう。

全機種でAPFは省エネ基準を達成

全ラインナップでAPFが最低でも3.5になって、省エネ基準を達成して、補助金対象になりました、ということ。パナソニックなんかのAPF4.0に比べて遅れてましたが、エコキュートのAPFはヒートポンプだけでなしに、貯湯タンクの保温性能も加味されるので、真空断熱材でタンクを覆ってるパナソニックに比べると数値が悪かったんですが、形状や断熱材を改良して、3.5以上を達成した、というお話。おもしろいのが、薄型だとAPF3.0なのに、これは3.5同等ということで、省エネ基準は達成されるんだそうです。

ヒートポンプが小さく軽く

重いことで有名だったダイキンのヒートポンプですが、エアコンでいうところの室外機と同じ形をしてるファンが入ってる機械ですね、熱交換のパイプが多いこともあって、重かったんですね。それが5-6kg軽くなり、サイズも100mm小さくなってます。こういう機械で重いということは、強いということでもあるんで、お客様には重いことのデメリットはなくてむしろいいことなんでしょうが、それでも取り付ける者からするといいことではあります。


そして、水管と冷媒管の回し方というのがダイキンは独特で、水管のまわりをグルグルと冷媒管で覆ってるんですね。水管の中を冷媒管が通ってる他社とは違います。このおかげで、断面積がかなり大きくなり、スケール詰まりなんかが減り、試験は必要ですが、井戸水にも標準で対応され、入浴剤もけっこう使えます。エコキュートとは相性が悪いといわれる「にごり湯」の入浴剤もバスクリンのものであればどれでも、ソフレも、きき湯も、日本の名湯も使えて、メーカー公認なんです。

紫外線で殺菌

オート機能のある機種だと、浴槽からの戻り配管があることで、雑菌の心配もあって、自動洗浄とか各社工夫を凝らしてますが、紫外線照射で除菌するんですね。それでこれがまたマニアックなんですが、紫外線照射ユニットは旭化成のものを使い、UVC LEDの出力波長で除菌効果が違うんだそうです。作りやすさでは280~300mmがいいみたいなんですが、除菌効果では出力波長を265mmにすると4倍も高くなり、ダイキンはこの旭化成のを採用しているということ。

紫外線で除菌するのなんて、どれも一緒だと思っていましたが、そんな細かいところで4倍も効果が違ってくるなんて知らなかったです。。。

メンテサービスが充実

コールセンターは24時間365日対応してるのも結構すごいんですが、特筆すべきはサービスエンジニアの充実っぷりです。営業マンよりも多いエンジニアの人数で、中国地方での実績でも即日か翌日には修理完了、応急処置、という手厚さ。エアコンとエコキュートのどちらも直すんですが、どちらか究極の選択になるとエコキュートを優先して直し、ヒートポンプの交換だけで直したり、応急処置する仕組みにもなってて、とにかく一日もお湯がなくて困るなんてことをさせない、という熱い気持ちが伝わってきますね。

ぼくも各メーカーさんに修理依頼をしてきましたが、たしかにダイキンさんは速いですね。価格が高いんじゃあるんですが、それでも先月の価格交渉で最後まで応じてくれたので、もう高いこともなく、結構おすすめメーカーさんになってきました。


ということで、ダイキンさんもいいところもありますが、APFが3.5、最上位機種で3.7というのはいまいちよく分からないんですよね。ちゃんと貯湯タンクの断熱をしっかりして、4.0を目指してもらいたいものです。水管の太さで、ヒートポンプの効率も悪いんじゃないかと思うんですが、そこはあんまり教えてくれないんですよね。省エネの温熱計算して、光熱費のシミュレーションする時にも給湯器のAPFは入力しますので、4.0というのは結構大きいから、なんとか改善してもらいたいな、とは思います。

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