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2024年版 インターネットと周辺機器の選定について

公開日:2024.07.09 /更新日:2024/09/09

最近はインターネットのある生活が当り前になってきて、そうでもないという方もいらっしゃるでしょうが、必須だけどそんなに詳しくもないという方に向けての「暮らし方の説明書」の抜粋です。

プロバイダについて
今のところ、普通に動画配信を見るくらいなら50M bpsあれば十分です。

三次市なら地域ケーブルテレビのピオネットがありますので、インターネットが月額3,300円で利用できます。三次市全域のネットワークを請け負ってるので、時間によっては遅い時もあります。途切れる時もあります。でも、動画配信を見るくらいなら、そんなに厳密さも必要なくて、ある程度は先読みしてくれるバッファがあって、一瞬通信が途切れたとしても、動画再生は滞りなく進めてくれますので。

ピオネットがあるせいか、おかげか、NTTとかの光ファイバーは中心地域しか来ません。中心地域も1Gbpsで、10Gbpsプランはありません。それでも今のところは充分ということですね。

三次市以外だと、ピオネットはありませんから、たとえばリーズナブルで速いといわれるnuroは、実測平均500M bps以上あり、おそらく2Gプランでの実測のようです。
これから数年は2Gプランで十分で、宅内は1G bpsが通る環境を整えてあげれば良いかと思います。VRや4K動画をやりとりするようになってから、10Gプランにされてはどうでしょう。

ちょっと変わったものとして、starlink(スターリンク)というのもあります。人工衛星と直接やりとりして、かなりの高速通信が使えるようになります。このあたりだと、北側に向けてパラボラアンテナのようなものを立てます。なので、北側の上空が開けてることが必要です。山があったり、木に邪魔されると通信しづらくなります。実測で100Mbps〜200Mbpsが出てるので、とても速いです。問題というかデメリットは、人工衛星とインターネットとの接続場所がアメリカくらいの海外なので、海外からのアクセス扱いされるのと、10分に一度くらい定期的に途切れます。動画配信を見るならバッファがあるので構わないんですが、常に通信し続けるweb会議なんかだと、定期的に途切れるのは困ったりします。ブロードキャストを見てるだけなら良いんですけどね。

ルーターについて
インターネットから家への引き込みがどんなに速くても、家の中に入ってからが遅いようではなんにもなりません。。。

ルーターという機械で、有線のイーサケーブルだったり無線のWi-Fiだったりで、パソコンにつなげるのですが、このルーターは大事です。

まず、有線でつなげるにしても、意外に1G bpsがほとんどです。速度にも2種類ありまして、ルーターへの引き込み部分と、分岐して送信する部分。それぞれ速度が違ったりします。

引き込み部分で1G bpsがほとんどですが、最近は2.5G bps、10G bpsが増えてきて、できれば2.5G bps、10G bpsになってる機種にされるといいです。高いですが。

そして、送信する部分でも、ほぼ1G bpsで、たまに2.5G bpsがあります。これは次のイーサネットケーブルに関係します。

無線での送信は5GHz帯で4G bpsになりますが、そんなに出るのはその部屋か、すぐ隣の部屋までだと思ってください。離れるにつれて遅くなります。どのくらい離れても良いのか、はメーカーと機種によります。

いろんなメーカーから販売されていますが、ぼくのお勧めとしては、TP-LinkやASUSという、たぶんみなさん聞いたことないようなメーカーです。アイオーデータとかバッファローとかNECではありません。電波が飛ぶ、何台つなげられるか、エラーの処理、持続性、なんかをみてると、TP-LinkやASUSになります。上を見ればキリがないのですが、ほどほどのものを選んでリンクを貼っておきます

 ☞ TP-Link WiFiルーター AX4800
 ☞ ASUS WiFiルーター RT-AX57

 

LANケーブルについて

LANケーブルというのはイーサネットケーブルのことでもあるんですが、見た目はまったく同じですがいろんな種類があって、値段も違います。どれくらい見た目が同じかというと、刻印を見ないとぼくなんかには全く区別ができないくらい一緒に見えます。

種類は「カテゴリ」というので分けられて、数字が大きくなると速くなります。ぼくなりに表にまとめました。

カテゴリ

最大速度

伝送帯域

10mあたりの価格

5

100M bps

100 MHz

 

5e

1G bps

 

2,000

6

250 MHz

1,000

6A

10G bps

500 MHz

2,000

7

600 MHz

3,000

7A

1,000 MHz

7,000

8

40G bps

2,000 MH

10,000

今のところのお勧めとしては、カテゴリ7にして、通信速度は10G bpsくらいにされたら良いと思います。値段もそれなりにこなれてきています。

ルーターの送信する部分が1G bpsなんだからカテゴリ6でもいいんじゃない?と思われるかもしれませんが、たとえるなら道路のようなもので、車幅ピッタリの道路を走るよりも、ゆったりとした幅員をとってる方が事故もなく安心して速く走れますよね。詳しいことはよく分からないんですが、ルーターはそうでもケーブルはカテゴリ7くらいにするのが良いみたいです。

そして、ケーブルにも寿命があります。10年以内には交換してほしいです。ケーブルを固定で壁に埋め込むのではなく、パイプを入れておいてその中を通すように工事してますので、あとから誰でも交換が出るようになってます。誰でも、というのはお客様御自身でも、仲の良い業者さんでも、ぼくでも、縛りがないということです。

カテゴリ8の40G bpsは良いのは良いのですが、まだ高いですしまだ使われることもないので、10G bpsで十分だと思います。

VRの時代が来たらカテゴリ8も安くなってるでしょうから、その時に更新してください。今はカテゴリ7がちょうどかと思います。

 

ということで、新居に備える方に向け、インターネット環境について簡単にまとめてみました。

こういうところをもうちょっと知りたい、ということがあれば、お問い合わせフォームから送ってみてください。更新していきたいと思います。

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