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吉田登志幸さんとSDGsとZEHについてのお話

公開日:2020.02.19 /更新日:2020/02/23

吉田登志幸さん

瀬戸内優良住宅研究会という、設計士や工務店で自主勉強してる会やってるんですが、栃木で建材屋をされてる吉田登志幸さんをお招きして、お話を聞かせていただきました。吉田登志幸さんは、建材屋といっても、ドイツの木製サッシや羊毛断熱材や無垢のフローリング、漆喰などかなり特徴的な商材を扱われています。お付き合いのある工務店への支援を行ってることから、工務店経営や戦略など、工務店が生き残るための差別化作戦についてかなり詳しく、窓メーカーのYKKのフォーラムでも講演されてるステキな方です。住宅業界ではかなりの有名人です。

『新築』はわざわざ作る、尊いモノでなくてはならない

お話の内容としては、

・日本で働いてる人が楽しそうじゃないのは、ピラミッド型の社会構造で一部のちょっとの人のために下に重みが来る、しかも以前はすそ野が幅広かったから負担できてても、最近は狭くなりだしたので負担感が大きくギスギスしてきてる。

・だったら大手の下請けをやめて、小さくても自分でお客様と接するようになろう。「鶏口となるも牛後となるなかれ」 直接喜んでもらえるので、やりがいは抜群。しかも、受注したら、職人さんには正当な対価を払いましょう。

・日本はエネルギー輸入国。原油の9割は中東から。価格も高い。つまり、汗して働いたお金は、海外にどんどん流れています。これがおかしいと思ったら、エネルギー消費の少ない家にしましょう。手間はかかるし価格は高くなりますが、それは地元の地域に払われるお金ですよね。トータルで見たら安いし。建材としても、一条工務店の家は性能が良くてすばらしいのですが、アメリカの木材をフィリピンへ持ってきて、フィリピンの工場で壁もタイルも窓も屋根も、ほぼすべてを生産し、特区特例で輸入関税は払わずに建築されています。

・原発はやめましょうよ。100個くらい理由はあります。原料ウランは輸入頼み。多国籍企業が牛耳る。産出は周辺住民の生活破壊。7割が生活地の近く。水を大量に消費。放射性汚泥は放置。鉱石から0.2%しかウランはとれない。残りは廃棄、85%の放射能。原発1基の燃料生産に9000tのCO2排出。汚染処理にも莫大な経費、数千億円。底をつく埋蔵量。輸送も大変。プルトニウムも運搬大変。使用済核燃料問題は解決できず。

・この住宅が余ってる時代において「『新築』はわざわざ作る、尊いモノでなくてはならない」それだけの価値あるものをつくってますか? またゴミを増やしてませんか?

・お客様には、建築のプロフェッショナルとして、なにが良くてなにが悪いか、適切な提案をしましょう。結果的に「三方よし」の「世間よし」につながり、もちろんSDGs(持続可能な開発目標)の実現になります。

穏やかな口調から、想いのこもった情熱を受け取りました。

「SDGsを語るなら、ZEHは必須でしょ」

そんな吉田さんとお話ししてる中で、

「SDGsを語るなら、ZEHは必須でしょ」

と言われたのが響きました。ZEH(ぜっち)というのはゼロ・エネルギー・ハウスの略で、家で使ってる同じ量の電力を太陽光で発電することで、エネルギーを差し引きゼロにしようという考え方です。これまで私は、太陽光発電パネルは生産する時に大量のエネルギーを使いCO2を排出すること、廃棄する時にも処分しきれないゴミとなってしまうことがどうしても引っかかっていました。

でも、現実の数値としてみると違っていて、生産時に発生するCO2は約3年ほど運用すれば削減することができ、それから以降はどんどんマイナスになっていくこと。廃棄についても、今はすべて分離リサイクルできるように設計されているので大丈夫。核のゴミに比べたら大きな差です。

太陽光発電パネルを屋根に載せると、もちろんそれだけお金のかかることでもあるんですが、電気を買うか、作るか、けっこう大きな判断になってきます。エネルギー資源を海外から輸入してくることに頼ってる日本では、この国の行く末を左右する動きを、個人レベルで選べてしまうというくらい、大きな判断です。どちらにしますか?

設置費用をなるべくリーズナブルにすることで、ZEH、ゼロ・エネルギー・ハウスの実現を応援していこうと思います。

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