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よくわかりにくい、耐震・制振・免震をまとめてみる

公開日:2018.09.16 /更新日:2019/02/23

北海道での震災だけではなく、地震列島日本にいると、家の耐震性は気になりますよね。私もそうです。最近、広く知られるようになった「耐震」「制震」「免震」という地震に対する3つの工法があり、けっこう混合して使われることもあったりします。それぞれの違いをご存知でしょうか? 気を付けないと私も間違ってしまったりするので、気を引き締めてまとめてみました。

■耐震とは?

壁や柱を強化したり補強材を入れたりすることで、建物自体の強度を上げて地震の揺れに対抗する工法です。家全体をガチッと固めて地震の揺れがダイレクトに建物に伝わるため、建物の損傷や物の落下が起こる可能性があります。

■制震とは?

建物内部にダンパーという振動低減装置を組み込んで地震の揺れを吸収することで、建物に粘性をもたせて振動を抑える工法です。繰り返される地震には有効な工法といえます。

■免震とは?

建物と基礎の間に免震装置を組み込んで、建物を地盤から絶縁することで地震の揺れを受け流し、直接的な揺れを建物に伝えないようにする工法です。体感する揺れの平均的な大きさは、実際の震度に比べ三分の一から五分の一とされています。

 

日本国内での普及率が高いのは、もちろん「耐震」です。確認申請で必須項目になっているからです。最も地震対策度が高いのは「免震」と言えます。しかし一方で、免震は他の工法に比べ建築コストがかかるというデメリットがあり、なかなか普及率が上がらないのが現状です。なので、「耐震+制振」というのが現実的な選択になってきます。

他にも、耐震バランス設計といって、間取りを設計する上で全体的なバランスをとるように、直下率を考慮に入れたりすることも大切です。地震対策については、さくら建築の家づくり勉強会でも説明していますので参加してみてください。「三次近辺は地震もすくないしねぇ〜」という声も聞くのですが、忘れないでいただきたいのは、三瓶山はまだ死んでない火山だということ。そんなに安全ではないですよ。

地震に強い間取りを考えたいという方は、家づくり勉強会に参加してください。もちろん、べつに、さくら建築じゃなくても、ちゃんとした住宅会社なら相談にのってくれますので、聞いてみてください。

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