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パッシブハウス認定を標準仕様にしないことに決めた理由

公開日:2021.12.18 /更新日:2022/03/02

パッシブハウス認定の断熱性能と消費エネルギーを削減した家づくり
三次で注文住宅を建てるなら、さくら建築の評判を聞いてみてからが良いですねこんにちは! 藤川正宗です。

いきなり嵐のように強風がつづき、どうしたものかと思っていたら天気予報通りに雪となり、めちゃくちゃ寒くなってしまいましたが、皆様は風邪などひいてらっしゃらないでしょうか?

今の現場は外張り断熱が完了して、基礎と壁だけ断熱材がついてる状態ですが、それでも寒さをしのげて、中で作業してると暑くなってきます。断熱サイコーです。完成して住まわれても快適ですが、工事中も快適だなんて、すばらしいですね。


さてさて、パッシブハウス・ジャパンによる、パッシブハウス認定というのをご存知でしょうか??

 ☞ パッシブハウス・ジャパンへのリンクはこちらです。

今日はマニアックなお客様から、さくら建築は断熱をよくしてるけれども、パッシブハウス認定は取得しないんですか? という質問をいただき、お答えしたことと補足的にもまとめてみましたので、よろしければ読んでみてください。

松尾和也先生に師事してエコハウスの極意を習得しました私は、松尾和也先生に直接師事して、パッシブデザイン、床下エアコン、小屋裏エアコンを設計する上での極意を習ってきましたが、パッシブハウスジャパンの理事も務めてきた松尾先生でも、パッシブハウス認定には懐疑的でした。

その理由というのは、パッシブハウスの認定を取得するためには、よく知られている「年間暖房負荷を15kWh/㎡以内に抑える」だけでなく、冷房、給湯、換気、照明、調理を含むすべての一次エネルギー消費量の上限も定められ、高価なシステム機器、割高な太陽熱温水を取り入れないと、実現することはできません。

つまり、使うエネルギーを極限まで減らすためにかかる費用が、コストパフォーマンス的には合わない、ということなんです。そこまでしなくても、6kWほどの太陽光発電パネルを載せれば、電気代はマイナスになってしまい、それ以上に省エネにすることが必要なくなってくるんです。

結局、松尾和也先生も、過大な費用の負担はお客様のためにはならないな、ということでパッシブハウスの認定は取得されず、理事も辞退することになりました。

パッシブハウス・ジャパンの理念はすばらしいですし、どんどん広まっていけばいいとは思いますが、さくら建築では、三次に住まわれる「普通の方にも建てられるエコハウス」というコンセプトで基本的な仕様を選んでいます。

だからこそ、高価な空調システムは使わず、普通の電気屋さんで売っているルームエアコンを床下と小屋裏にたった1台を設置しただけで全館空調できるようにしてるので、10年から15年後の更新時にも普通に売ってるルームエアコンを買い替えればいいだけで済むんです。

こういう松尾和也先生の考え方に賛同して、全国のいろんな工務店が同様の試みをしていますが、私もそのうちの1人です。

ちなみにどのくらいでコスパがつりあうのか、ということについての説明は、こだわりの家づくりをご覧いただければと思います。

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