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三次で楽しく住もうよ!田舎へ移住するメリット・デメリット・支援策

公開日:2020.03.16 /更新日:2020/03/29

こんにちは! 藤川正宗です。

三次って、ほんとにいいところなんです。

四国の高知で生まれ育ち、これまでの人生で20回以上の引っ越しを繰り返し、全国各地に出張してきた藤川だからこそわかる、三次市のなにがそんなに魅力的なのか? について書いていきたいと思います。

空気はきれい、家は広い、緑がいっぱい、いい人ばっかり、通勤ラッシュがない、お仕事もいろいろある、生活費が安い。。。

「三次に住もう」と思ってる方に贈る、三次での田舎生活のメリット、デメリット、いざ移住しようとする方への支援策、補助金、生活を始めてからのサポート、などについてまとめてみました。

良く読んで、いろいろ調べて、使えるものは活用して、楽しく三次で住んでくださいね。「移住しようと思ってるんだけど」という相談も無料でしています。工務店のお仕事でちゃんと生計を立ててますから、移住相談くらいでお金もらったりしません、大丈夫です。安心してください。

三次に住むメリット

・自然がいっぱい、空気がきれい

 都会に住んでる人が、田舎生活で憧れることのナンバーワンは「豊かな自然」ですよね。やっぱり。

 三次には海はありませんが、山も川もあって、空気がきれい、山あいの景色も最高です。奥田元宋という三次出身の画家がいたんですが、その名画さながらの景色が広がっているのも三次ならでは。いずれおこるであろう南海沖地震で津波に怯えることもなく、台風の影響を受けることもすくないのが、三次という中山間地域のいいところですね。

 夜も満天の星空がきらめき、まるでこぼれ落ちてきそうに輝く星は、いつまで見ていても飽きることはありません。心が洗われる、というはまさにこのことです。

 そんな大自然に育まれた農産物が、安く手に入りやすいのもひとつあります。お野菜というのは比較的長持ちするので、冷蔵庫のなかに何日も入れられてることが多いですが、鮮度が高ければ高いほど、そのおいしさは際立ちます。流通期間を見越して、熟す前に収穫された野菜や果物というのが都市部のスーパーマーケットでは当たり前のようにならんでいますが、作り手だからこそわかる味や鮮度の善し悪し。完熟してから収穫されたもの、流通させながら熟させたもの、その違いは分かるひとには明らかです。そういう厳しい目で見られているからこそ、地元に並ぶ農作物は管理のレベルが高くなります。採れたてが、1番おいしいですから。地産地消が理想なんです。私なんかは、休日に朝の散歩をしていると、近所の方から採れたてのお野菜をお土産にもらって帰る、なんてことはザラです。

・人が少なくて、どこも空いてる

 私はサラリーマン時代に、いろんなところに転勤で引っ越しして、住んできました。さらに、出張でも全国各地を見て回っています。そうすると、都市部のいいところ、田舎のいいところ、どちらも見えてくるんですね。イメージだけではない、両方の現実がわかっちゃうんですね。

 人口が少ないので、どこも空いています。通勤ラッシュというものも皆無、存在していません。満員電車やバスに揺られるということも、自動車も渋滞するほどありません。藤川も東京で暮らしてた時は、埼京線、山手線に揺られて通勤していました。若かったからこそ、そこまで苦にならずに乗り越えていましたが、40、50を越えてきたら大変そうですね。いまでも通勤時間に電車に乗ることもありますが、みなさん目が死んでません?

 通勤だけでなく、買い物も、外食も、圧倒的に行列がありません。もちろん土日の夕食時の回転寿司は混んだりします。それでも都市部の比ではありません。焦らず待ってれば順番が来ますから。

 小さいお子さんがいれば、休みの日は広い公園でゆっくり遊ばせてあげたいですよね。三次にはクルマですぐに行ける大きい公園がふたつあり、駐車場も空いてるし、遊具も飽きるまで遊ばせることができます。しかも、ちっちゃい子は飽きません。

・ストレスも少なく、楽しく暮らせる

 人が少ないから、ということで、ストレスが激減します。あなたの感じているストレスって、何が原因ですか??

 ストレスの原因は、人間関係が1番多いといわれています。

 人口数、人口密度が低く、その原因となるものが絶対的にすくないので、ストレスにさらされることが圧倒的に減っています。これは純粋に比較しながら体感すると、その差におどろくほどです。

 満員電車も、渋滞も、人が多いからこその無駄な競争も、人の多さからのイライラも、ないんですね。

・生活費が安い

 生活費というと、衣食住になりますので、順にみていきましょう。

 まず、衣料費ですが、オシャレをがんばるほどにお金がかかります。しかし、田舎だと残念ながらオシャレが蔓延していないし、人が少ないという事は気になる人目も少ないです。自分なりのペースで自然体のオシャレに落ち着いてくるので、無理のない衣料費に落ち着いてきます。いいのか、悪いのか、でも現実的です。

 そして、食費も安いです。地産地消がしやすいエコサイクルがつくられています。地元でとれた野菜はたくさんあるので値段もお安く買うことができます。

 三次といえばピオーネ。黒い真珠といわれ、めちゃちゃおいしいです。藤川も大好きです。ピオーネを栽培する農家も多いので、6月ごろから大量に出荷されます。お店で買うことはもちろん、直売所ではリーズナブルに並んでいます。知り合いが栽培してれば分けてもらっちゃったりします。

 最後に、家賃が安いです。土地が安いですから、当たり前のように家賃も安くなります。アパートやマンションだけではなく、一軒家の賃貸もあり、ゆったりと広い家に、庭もついてます。賃貸はもちろん、土地を買って家を建てるのも安く済みます。駐車場もお安いです。

 あと、いい意味で誘惑的なことがすくないので、無駄遣いをしないですみます。

・けっこう東京に近い

 日本でもいろんなものが集まる東京。住むには大変ですが、仕事や遊び、グルメに情報収集をしにたまに行くには楽しい都市です。藤川も毎月のように仕事で東京に出張してます。

 東京へ行くには、1時間すこしで広島か福山に出て、そこから新幹線に乗って4時間で品川、東京に着きます。または、1時間ほどで広島空港へ行き、1時間くらいとぶと羽田に着きます。そこからモノレールや京急で都心に。朝一番に出れば、新幹線なら11時、飛行機なら10時から会議に出席できます。

 広島県というのは新幹線と飛行機が均衡してるので、飛行機とホテル代がセット割引されて、とてもリーズナブルに宿泊までできるようになっています。泊まるなら、飛行機がおすすめです。広島空港への道のりは、広島市内から行くよりも、信号も少なくのんびりした気持ちで走りながら着いちゃいます。

・アウトドア的な趣味が始めやすい

 田舎だからこそ楽しめる趣味が、アウトドアですね。キャンプ、バーベキュー、外でやるスポーツ、ランニングとか、釣りに、スキーやスノボ、近いからこそ気軽に行けて、楽しめます。「習うより慣れろ」で数をこなすのが上達の近道です。

 なんなら庭でもできそうな勢いです。

 私はそういうアウトドアな趣味がないので実感がないのですが、周りの人に聞いてみました。釣りをする人には三次はパラダイスらしくて、近場でバスとか、アユとかも川釣りしながら、瀬戸内海にも日本海にもどちらにも行きやすい中間地点で、磯釣りも沖釣りも楽しめるらしいです。藤川はそういう人たちから新鮮なお魚を調理してもらって食べるのが好きです。

・晴耕雨読な生活がしやすい

 勤めるお仕事もありますが、広い土地で農業、かなり本格的な家庭菜園を楽しむ人も多く、雨の日はのんびりと読書ができる環境が整っています。

 市立図書館が各町にあり、けっこう話題の新刊が入ってきます。読みたい本の希望も通りやすく、待ち時間も少なく回ってきます。希望の本がその町の図書館になかったとしても、市内の他の図書館からすぐに送ってもらえます。

・子育てがしやすい

 都市部でどうしようもなく問題になってるのが「待機児童問題」ですよね。「日本死ね」というフレーズでニュースでも大きく取り上げられましたが、大幅に改善した、ということにはなっていません。今の時代は、男女に関わらず働くのも当たり前の時代。でもお子さんを預けることができない葛藤。

 それが田舎だと、幼稚園や保育所はほぼ希望通りに入ることができます。三次市では希望通りに入れないというのも数人です。その場合もなるべく隣に入ることができます。

 お仕事自体も夜遅くまで、通勤に何時間もかかるなんてこともありませんから、明るいうちに帰宅することができ、家族で過ごす時間が増え、それが子育てのしやすさにつながっていきます。

・人間的な影響力が大きく、目立ちやすい

 ビジネスという面からみると、田舎では都会よりも市場が小さいというデメリットがある反面、競合が少ないというメリットもあります。「余白」というキーワードで地方移住する人たちから語られることがあります。都会でバリバリにビジネスしてくると、ブルーオーシャンに見えてきます。

 たとえば面積が20分の1しかない江東区なら50万人のうちの1人でしかありませんが、三次市だと5万人のうちの1人になれます。10倍の影響力です。人口密度でいうと200倍も影響力を発揮することができます。少々がんばると、すぐにキーマンになって目立ってしまいます。

 変わったことを探してるメディアに取り上げられやすく、人脈の広がりは早く、自治体も身近で、競合が少なく、地元の人は目立つのを嫌い、相対的に自然と目立ってしまいます。そういうことが好きかどうかですが、目立つということはチャンスが回ってきやすいことにもつながります。

 しかしながら、保守的で、人間性やつながりを重視される仕事も多いので、いきなりガンガンやっていくと空回りしてしまいがちです。人は気持ちで動くものなので、気をつけましょう。基盤もないのにいきなりフリーランスを始めてしまっても、うまく回りにくいです。商売の基本ですね。ネットとか、フリーランスとか、ニートにしか見られないと思ってください。

三次への移住を応援する補助金

 三次市としては人口を増やしていきたいので、移住してくる人を優遇して、いろんな補助金を用意しています。いっぱいあるので駆け足で紹介しますが、使える条件もあるので、ちゃんと個別に確認してください。市の担当部署で親切に相談に乗ってくれます。藤川もそれなりに経験してるので、よく質問にお答えしてますから。

 ☞ 三次市の移住者向け補助金施策 を参考にしてください。

「移住者住宅取得支援事業補助金」

 三次市にある住宅を買って解体して新築したり、中古住宅を買ってリフォームする移住者には補助金がもらえます。

・新築するための解体は、1/2で100万円まで
・新築は、1/10で100万円まで
・リフォームは、1/3で100万円まで(市内の業者が施工)
 ※「移住者」というのは、4年は市外にいた人で、三次市に来てから3年以内の人になります。

「定住促進にかかる宅地購入・新築奨励金制度」

 上記に当てはまらない人向けに、土地と家屋に係る固定資産税の5年分をもらえます。
 
・三次市三良坂町の三良坂駅前にある「みらさか土地区画整理事業保留地」、他の市有地
・それ以外の三次市内の土地
 
 ※対象は1年は市外にいた人で、三次市に来てから3年以内の人になります。

「移住者住宅取得支援事業補助金」

 三次市にある住宅を買って解体して新築したり、中古住宅を買ってリフォームする移住者には補助金がもらえます。

・新築するための解体は、1/2で100万円まで
・新築は、1/10で100万円まで
・中古住宅は、1/10で100万円まで
・リフォームは1/3で100万円まで(市内の業者が施工)

 ※「移住者」というのは、4年は市外にいた人で、三次市に来てから3年以内の人になります。

「三次市空き家購入サポート事業補助金」

 三次市の「空き家バンク」に登録されている住宅をリフォームすると補助金がもらえます。

・リフォームの1/2で150万円まで
・小学生以下のお子さんがいれば、2/3に

「三次市空き家情報バンク」

 利用者登録すると、「空き家バンク」に登録された物件を一緒に見て回ったり、実際に住むにあたっての困りごとや相談、手厚いサポートを受けられます。

住んでる人には当たり前のことでも、移住者のように土地勘がないと、すべてがチンプンカンプンです。私も三次市に来て物件を探す時は、地名が分からない、位置関係が分からない、道が分からない、とずいぶん悩みました。この位置関係というのは、都市部に住んでいると碁盤の目のように町が造られているのですが、三次市のように中山間地域にあると、山や川などの地形に沿って道路や集落が点在しているので、そういう概念的なものが覆されてしまいます。
ということで、私も市の方には大変お世話になりました。

「Uターン者のための実家・店舗への改修支援」

 三次市にある実家にUターンするためにリフォームすると補助金がもらえます。
・実家のリフォームは、1/2で100万円まで
・実家と店舗のリフォームは、1/2で150万円まで
・家業の店舗リフォームは、1/2で100万円まで
(実家については、小学生以下のお子さんがいれば、2/3に)

 ※「Uターン者」というのは、2年は市外にいた人で、三次市に戻ってから1年以内の人になります。

「三次市若者・シニア起業支援事業補助金」

 三次市で起業すると、会社や店舗の新築やリフォームに補助金がもらえます(男性に限る)

・20歳〜39歳は、1/2で200万円まで
・40歳以上は、1/2で150万円まで

 私もこの補助金には大変にお世話になりました。1番始めはプレハブハウスを事務所にしていましたので、お客様とお打ち合せをする場所がどうしても欲しかったんです。居心地の良い空間を創造するのが仕事なのに、会社がプレハブじゃ、信用ないですよね。いくらちゃんとお仕事してても、事務所は会社の顔です。どんなに素晴らしい商品でも、ちゃんとした店舗に置かれていないと見向きもされません。なにも豪華絢爛な建物がいるってわけじゃないんです。心のこもった、手入れされた、清潔感のある建物であれば、その会社、お店の良さを引き出してくれますよね。

「女性起業支援事業補助金」

 新たに起業する三次市内の女性は、必要な経費を助成するために補助金がもらえます。

・店舗や会社の新築、リフォームに対して、1/2の200万円まで(市内の業者が施工)

 三次市は女性の起業については、かなり手厚くサポートされています。女性活躍推進プラットフォーム「アシスタ lab.」という専用のサポート部署があり、個別相談や経営指導、マーケティングや財務戦略を学べる講座も開催されています。女性起業家の交流会や、イベントの場所提供など、スタートアップする時には絶対必要な、無料で頼れる存在です。私は女性ではないので利用できませんでしたから、めっちゃ羨ましいです。

「ケーブルテレビ加入金助成」

 三次ケーブルテレビ「ピオネット」の加入金2万円が助成されます。

 三次市は中山間地域ということで、テレビの電波が届きにくい地域がどうしても多くあります。最近はアンテナ塔も増えて、解消されているところもありますが、まだまだのようです。さらに、NTTのフレッツ光が来ることはないという現実から、三次市が独自に市内全域へ光ファイバーを敷設しています。これでテレビもネットもつながるようになったのです。

「お試し暮らし宿泊利用料金助成事業」

 移住希望者が試しに住むことができる宿泊施設を5ヶ所用意。仕事探しや生活体験ができます。

1家族1泊3,000円の利用料で7泊8日まで。
いずれも、自炊ができるキッチンと備品、風呂などが備わっています。

・カヌー公園江の川さくぎコテージ(作木町)
・君田温泉森の泉四季のコテージ(君田町)
・三良坂ハイヅカ湖畔の森バンガロー(三良坂町)
・吉舎とみしの里バンガロー
・ほしはら山のがっこう
 

「小型浄化槽設置整備事業補助金」

 下水道に接続できない地域での浄化槽設置に、補助金がもらえます。

・5人漕 469,000円
・7人漕 645,000円
・10人漕 864,000円

 三次市は、町村合併で形作られた自治体という歴史的な経緯もあって、周辺地域でも意外なところにまで上下水道が整備されています。なのでどちらかというと中心部の古い地域であったり、かなり山あいの地域で浄化槽を設置することになります。

 ☞ 三次市の移住者向け補助金施策のリンク

三次に住むデメリットと、その解消方法

 もちろん、メリットやいいことばっかりじゃないです。そうしたデメリットの部分をご紹介します。

・給料がお安い

 働く環境がどうなのかを比較する目安として、働く人を募集している求人票を見ていきましょう。どんな仕事が今はあるんだろうかと探すのには、求人票がわかりやすいです。

 求人票を都市部と田舎で比べていくと、田舎の方が求人数も少なくて、有効求人数も30倍くらいの開きがあります。そして、給与も少ないです。「田舎はロクな仕事がないな」と思うかもしれませんね。田舎の働き口として、真っ先に思い浮かぶイメージでは、1番大きな安定雇用先は役場(地方公務員)、それ以外は工場勤務くらいしか募集していない。そんなイメージじゃないですか? 求人票や求人サイトから見てると、少ない・安いと思うのは当たり前です。

 でもホントはそうじゃないんです。とっても良い会社はあるんですが、そういう会社は居心地が良いので長く勤めてしまいます。自然、空きはそんなにありません。田舎ではホームページがないのも当たり前。自社の魅力をアピールする必要を感じていないのです。やってる方は毎日の繰り返しで、当たり前のことなので、どれだけ良い事をしてるかの自覚がありません。たまにする求人も紹介などで集まってしまうので、そんなに困ることもありません。良い会社であればあるほど、一緒に働く仲間に求めることは、仕事の能力よりも長く仲良く働けることに重点が置かれています。そうすると、知り合いの信頼できる紹介で来てくれる方が安心できる、という流れになってしまいます。アピールしてないので、地元に住んでても知らない人は多いですし、移住しようと思ってる方が探しにくいのも無理ないことです。

・ひとり1台、自家用車が必須

 公共交通機関で行きたいところに移動することはすくなく、自家用車で移動することが必須になってきます。

・ガス代とガソリン代がちょっと高い

・キラキラ働くところがすくない

 丸の内にあるオフィスであったり、芸能人が集まってて一緒に働くような、いわゆるキラキラしながら働ける会社というのはすくない、というか、ありません。

 社会の構造から見れば、そのキラキラした部分は、巨大なピラミッド構造の上にある先っぽ部分でしかなく、そこから下の巨大な努力の上に乗っかってるにすぎません。一部上場企業の本社であったり、テレビや新聞、出版のメディアとか、そういう部分です。そこに乗りたいです?というのが本質的なところです。

 また、傍から見るとキラキラしてても、内情はドロドロです。そして、長期的に同じ人がキラキラしてることはない、と気付いてください。常に引っ換え取っ換え、新しい人が入ってきて、新鮮さを保ちつづけています。星のきらめきのごとく、人が消耗され、瞬間的に燃えているからキラキラときれいに見えるのかなぁ、と思ったりもしています。「人間が、常に更新されつづける」という、「更新されたらその後どうなるの?」ちょっと想像すると、わかりますよね。一部分だけを切り取るとその部分はキラキラしてますが、切り落とされてしまった部分(人たち)がどうなってるか、なんだかゾッとする構図ではあります。

 そこまでいかなくても、デザイン的なお仕事であったり、IT系のお仕事であったり、もうちょっとマイルドにキラキラしてるお仕事ってあるじゃないですか。そんな職場は少ないというか、ほとんどありません。基本的に仕事は第1次産業に偏っています。土や草とたわむれながら、動物と共存していく毎日です。自然がいっぱい、というのは、自然の厳しい面とも常に接していきながら、共存というよりも、巨大な大自然のほとりに「ちょこんと住まわせていただく」、そんな感じで働くことが基本です。

 とはいえ、ないならつくればいいじゃん、というのが藤川の考えです。デザイン的なお仕事も、IT系のお仕事も、個人の能力とセンスが活かされます。顧客としての市場は、地域に縛られることはありません。田舎でもどこでも、起業すればそこが職場になります。田舎で起業したらダメ、なんて法律もありません。好きなようにやっちゃえばいいと思うんですけどね。それに、ライバルが少ないのでナンバーワンとまではいかなくても、そこそこうまくいきやすく、全国レベル級の高い技術がなくても、それなりの売上を立てることはできます。日本有数で業界を牽引するくらいトップクラスの人にはなにしてもうまくいくので、ちょっと物足りないかもしれません。

・娯楽施設がすくない

(まとめ)デメリットのその先にあるもの

 なにごとにもメリットとデメリットはあり、愛おしい人には「あばたもえくぼ」でデメリットや欠点さえも長所になってしまいます。しっかりと事前に調べて、それが自分に合ってるのか、合っていないのか、自分でちゃんと本質的なところで納得してから、先に進んでいってほしいです。

 こういうネットで調べていくのもいいですが、1番いいのは実際に田舎へ移住した人の意見やアドバイスを聞くことです。人として敬意を払い、礼儀正しく聞かれたら、いろんなことを教えてくれます。

 でも、そのメリット、デメリットというのは、現状でとらえられているものだということも、わかっててもらいたいです。10年どころか、30年後、40年後になってもまだ元気で生きてますよね。その時に生活や価値観はどう変化しているのか。

 三次市に限らず、東京23区以外は全国どこでも少子高齢化と過疎化が加速しながら進んでいくので、人がたくさんいて、にぎわってる、というのはなくなっていきます。それと同時に、ITとデータ通信とAIの進化でインフラと生活と移動のあり方が変わってしまいます。電車やバスなど公共交通機関が足りないことが田舎の欠点であり、自分で運転しないと移動できませんが、それは自動運転で解決されてしまいます。物流についても同じことです。そもそも、肉体を物理的に移動させることが必須とは限られなくなります。「あそこへ行かないといけない」と条件的に強いられることではなく、「あそこへ行きたいから行く」となれば、移動の絶対量すら激減してしまいます。今の日常生活で、移動するのはなんのためですか? 職場への通勤、日用品の買い物、、、それって必要ない時代になっちゃいそうですね。

 もちろん、社会が変わってから田舎に住むようになっても良いと思います。いつ、どこに住むか、どうやって生きるのか、強制されることも誰かに決められることもない、自由が保証されている時代です。カースト制度もありませんし、江戸時代のように脱藩も必要ありません。どうか、あなたの納得する、自分を活かした人生を歩んでいただきたいと、心から想っております。

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